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20100225

oto 1

今は2010年で、7,8年くらい前の話。松本には、群青という美容室があって、その前を通る度に、中の様子を覗いていたのだけれど、何度か通るうちに入ってみようと思い、数回髪を切ってもらったことを最近思い出した。
扉をあけると、2階の喫茶店へ行く階段が左にあって、その階段を過ぎた奥が少し薄暗い印象の群青なのだけれど、待合には確かソファーがあって、タンノイのスピーカーがドンと並んでいた。
普段どんな音が鳴っていたのか覚えていないけれど、何度目か訪れたときに、小さな音で電子音が鳴っていて、そのかすかに聞こえる電子音が、薄暗い空気に心地よい緊張感をもたらしていた。主人のセンスに感心しながらも、その音源が気になって、プレーヤーの近くにおいてあったCDジャケットを覗き込んで、小さな vrioon  alva noto + ryuichi sakamoto という文字を頭にインプットして、消えないように持ち帰った。

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