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20110226

ハイブリッド構造について

GOURDのアナログケーブルの断面構成の特徴として、ハイブリッド構造があげられます。下にも簡単な図を載せておきますが、HISAGOのケーブルでは、6Nのみ、あるいはPCOCC, OFCのみを導体に使用していましたが、GOURDでは、それぞれを絶縁して、一本のケーブルに幾何学的に配列させています。
これは、「高純度銅のみのケーブルは、高域の繊細な音がしっかり出たり、一音一音がタイトにはっきりと聞こえたりと、それぞれ特徴があり魅力的だが、全音域のバランスとしては、いまひとつ」という結論に至ったため、様々模索する中で、それぞれの特徴をひとつのケーブルにまとめてみてはどうか、という発想から生まれたものでした。また、導体の素線径による音のバランスも考慮して、径の異なる数種の素線を一本のケーブルに使用する方法も組み込まれています。
GOURD ケーブル開発の変遷








































GCR-600は3芯構造のハイブリッド、GCR-900は4層構造のハイブリッドが採用されており、どちらについてもそれぞれの特徴を保ちつつ、全音域のバランスを確かめて素線選びがなされています。
また、G LINEでは、CORD 600シリーズのストレートでタイトな印象と、900シリーズの奥行きと厚みのある力強い印象をさらに掛け合わせることを試みています。

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