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20110830

HISAGO 1102

以前に製造したケーブルについての問い合わせを、時々頂きます。
今回、既に生産終了したHISAGO 1102の代替ケーブルついて問い合わせを頂きましたが、このコードについて小生の個人的な見解を載せておきたいと思います。
1102はOFCを導体に持ち、その絶縁体に少々工夫を凝らした1芯シールドコードですが、7,8年程前に少量生産後に終了した製品です。どのようなコードだったか、社内サンプルを取り出してきて取り急ぎ試聴することにしました。
外径φ8mmで程よいやわらかさのケーブルですが、低域の広がりが強く、中域も程よくまとまっています。少し気になるのは、全体のバランスがもうひとつ欲しいところ。

HISAGO 1102






















聴き比べしながら、これの代替+αをGOURDの中で探りましたが、甲乙つけがたく、もし近いものをあげるとすれば、近い順に、GR14010, 4266R, GCR-900, GCR-600となると思います。GCR600/900は1102よりタイトな印象で、GR14010、4266Rは広がりがあり、1102のバランスを良くした感じです。

あくまで個人的な見解ですので、ご参考までに。

20110825

about NUMERO 4299

NUMERO 4299AB & 4299AmB
OFCの素線一本一本が絶縁被覆された導体 OFC-UEWを用いたアースカラーの4290と16020は、その独特の外観とは対照的で、音の輪郭を際立たせてくれるケーブル(特に深くて抜けのいい低域が印象的)で、ケーブルの面白さを再認識させてくれました。
NUMEROシリーズでは、もう少しこの素材に突っ込んでいこうと思います。
高周波信号は、導体の表面を流れる性質がありますが、素線一本一本に被覆を施したリッツ線は、表皮効果による減衰を抑えることが知られています。
4207は、PCOCCの集合線を信号線に使用したPCオーディオ用USBケーブルとして設計されましたが、その信号線をOFC-UEWに置き換えて設計したケーブルが、4299となります。
4207と基本構造は同じで、ツイストした信号線にはテープシールドを施して電源線からの影響をカットし、全体にはテープ+編組シールドとなっています。

4207と比べて印象的なのは、音の明るさです。
個人的に、PCオーディオで気になっていたのは、高域が目立ちすぎて、全体的に軽い印象を受けていたのですが、それを解消したのが4207で低域の押し出しが強く、力強いサウンドをPCオーディオでも再生することができました。
4299では、4207の低域の押し出し感は薄いものの、全体のバランスは良好で、クリアサウンドでどのような音楽でもそつなく聴かせてくれます。
初回ロット数僅かですが、これからPCオーディオを始める方にも、既に4207を所有している方にもぜひ試していただきたいUSBケーブルです。

耐ノイズ対策のためにオプションでフェライトコアも用意しています。
FERRITE CORE for 4299




















GOURD NUMERO 4299 website
http://www.gourdproduct.com/gourd%20products%20numero%204299.html

20110821

break 7

この休みには、東京を離れ、友人の家にお邪魔して、短かかったけど色々話をしながらすごす時間が持てた。安曇野で古民家を借りて改装した彼の住居兼事務所は、程よく洗練されていて、居心地もよく、もっとゆっくりしたかったけど、秋には飲む約束をして次の場所へ向かった。

そういえば、彼はLuxmanのアンプを所有していたと思うので、今度お邪魔したときには、何か聴かせてもらおうと思う。飲みながら。

帰りには、彼がつくったジャムをいただいた。
程よい酸味でおいしいジャムだ。


住力ジャム http://zuan.exblog.jp/

20110810

prototype 1

本日、試作品が工場から届きました。8月に入って2製品目です。今日は試聴のみで、測定は休み明けになりそうです。具合がよければ9月にはGOURDホームページにアップしたいと思います。
先着の製品については、休み明けにアップの予定です。
NUMERO 8138 PROTOTYPE